🍃 Aroma&Herb for Dogs🐕&Cats🐈
わんちゃんとねこちゃんも、人と同じようにアロマやハーブを使うことが出来ます。
アロマで一番にイメージされる「香り」
嗅覚は香りの分子をキャッチすると、その情報を感情と本能をつかさどる「大脳辺縁系」、
自律神経をつかさどる「視床下部」に伝え、体温、睡眠、免疫機能、ホルモン分泌のバランスなどを整えてゆきます。
呼吸からは肺に入り、肺胞から毛細血管へ→血液に乗って体内に取り込まれますので、身体の中にも影響を及ぼすとされています。
私たちと共存する動物の代表、「わんちゃん」と「ねこちゃん」。
香りを呼吸で口や鼻から入ってくる分については、直接的な塗布やマッサージと比べるとごくごく微量ではありますが、その子その子の体調/体質、持っている疾患によっては吸入も影響を及ぼしてしまう事も考えらえます。
癲癇を持っている子の場合、ユーカリ・ペパーミント・ローズマリーといった交感神経を優位にする精油は禁忌なのですが、
これらは呼吸器系の不調の緩和によいとされていますので、風邪や花粉の季節にはディフューザに使う飼い主さんも多くいらっしゃると思います。
ホリスティックアニマルアロマの講習の時に、飼い主さんがそれらの精油をディフューザーに使った所、そのお家の癲癇を持つ
わんちゃんが癲癇を起こす回数が増えたという例を先生が話して下さいました。
昨今は、人間同様にアレルギーを持っている子がとても増えていますね。
イネ科植物に反応が出てしまう子も目立ち、精油にもシトロネラ・パルマローザ・レモングラスなどイネ科のものがいくつかあります。
これらのハーブは、免疫系の調整、感染症予防、心を落ち着かせてくれる働き等、他に駆虫作用(ノミ・ダニ予防、虫刺され予防など)があることから市販の虫よけスプレーにも多用されています。
幾つかケースを挙げました通り、疾患を持つ子の飼い主さんには精油の選択と取り扱いには十分にご注意頂きたく思います。
🐈ねこちゃん
ねこちゃんより注意が必要で、精油の中にねこちゃんの体内で分解できない成分があるとされています。
このような理由から、精油の直接的な使用(マッサージやケアアイテム)は控え、ディフューザーも薄めでのご使用をお勧めします。
但し、ハーブウォーターは使用出来るとされていますので、マッサージローションに日々のケアアイテムはハーブウォーターでお作りいただけます。
🐕わんちゃん
わんちゃんには精油の使用は可能ですが、人と比べて嗅覚も皮膚も繊細な為、人よりも遥かに濃度を薄めて行います。
動物は自分に合わないものには自ら場所を移すと思われますが、
精油を使用される際には窓を少し開けて空気の入れ替えが出来るようにしてあげましょう。
季節ごとに自然も移り変わり、気温や湿度も変化してゆきます。
それらの変化は、私たち同様にわんちゃんとねこちゃんのこころとからだにも影響を与えます。
また、年を重ねるスピードは人間より遥かに早くあります。
前述した通り動物には使用量や取り扱いに十分は注意が必要になりますが、
その子にとっての適切なケアは、その子のQOLを上げてあげることに繋がると信じています。
日頃から状態をよく見て、その時に出来る事をしてあげて下さいね。
最後に、医療の発達と飼い主さんの意識向上により、わんちゃんとねこちゃんも長生きする時代になりました。
高齢化による疾患(歩行困難、痴呆、消化機能衰退、皮膚の乾燥など)にも、アロマやハーブでのアプローチは有効とされています。
特に、ターミナルケアは飼い主さんの心にも大きな意味を持つと自信の経験から強く感じており、
ライフワークの一つとしてターミナルケアにより力を注ぎたく思っております。
Elpisは、大切な家族であるわんちゃんとねこちゃんのQOL向上の助けに、
そして飼い主さんの心に少しでも寄り添えますよう、ご家族皆さまのお力になりたく思います。
お話しをさせていただくだけでも、どうぞお気軽にご連絡下さい。
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Elpis 木村
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